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佐川の風土と文化が生んだ文教人

江戸時代、領主深尾氏は代々、教育に力を入れており文武両道を推奨してきました。六代目茂澄公が「家塾」を開き、七代目繁寛公が郷校・名教館を創設し、家臣の子弟たちに学ばせました。ここから、後の田中光顕、牧野富太郎ら、多くの文教人が巣立っています。
佐川の歴史、そして風土が生んだ偉人たちの業績は、いまも町の人々の誇りとして息づいています。
そして、その魂は、時代を超えて未来へと受け継がれていくことでしょう。

佐川の風土と文化が生んだ
文教人
佐川の風土と文化が生んだ「文教人」は、いまなお町の人々の誇りとして、 文教のまちに息づいています。その事績をいまに伝えるのは、墓碑や記念碑だけではありません。佐川の人々の心の中に綿々と引き継がれているのです。
田中光顕

田中 光顕

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牧野富太郎

牧野 富太郎

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みずの りょう
水野 龍
1859-1951

<移民事業指導者>

上郷に生まれる。 自由民権運動に奔走後小学校教員、県庁員、巡査などを経て、明治38年単身ブラジルを視察、 移民事業に乗り出す。 明治41年皇国殖民会社を設立、大正10年までに3万人超のブラジル移住を果たした。 ブラジル在留邦人より「移民の父」として今も慕われている。
水野 龍
ひろい いさみ
広井 勇
1862-1928

<工学博士>

深尾家家臣広井喜十郎の子として上郷に生まれる。 幼少の頃父を失い、片岡利和(明治天皇侍従)を頼り上京。 札幌農学校や米国で学び、東京帝国大学工科の教授となる。港湾築造技術に優れ、「日本 近代土木の先駆者」と称され ている。
広井 勇
かわだ  とよたろう
川田 豊太郎
1869-1949

<川田文庫開設者>

西町に生まれる。 明治29年佐川町会議員を務めながら、佐川郵便局長となった。 明治43年自宅を改造し「川田文庫」を開設。 地方における図書館事業の先駆けとなった。 財団法人「青山会」を設立し、田中光顕伯から寄贈された維新関係資料と川田文庫をもって青山文庫を開いた。
川田 豊太郎
もりした うそん
森下 雨村
1890-1965

<編集者・小説家>

上郷に生まれる。 上京後、博文館に入り、大正9年「新青年」の創刊に携わる。 海外探偵小説を翻訳紹介するとともに、編集者として江戸川乱歩、横溝正史など多くの小説家を世に送り出した。 「探偵小説の生みの親」と称される。
森下 雨村
いとう らんりん
伊藤 蘭林
1814-1895

<儒学者>

深尾家儒臣伊藤徳正の子として上郷に生まれる。 名教館で学び長じて教授となり、多くの深尾家家臣子弟を訓育したことから、田中光顕、広井勇など、佐川の偉人で蘭林の指導を受けていない者はいないと言われている。 維新後の名教館廃止後も終生家塾を開いて多くの子弟を教導した。
伊藤 蘭林
ひじかた やすし
土方 寧
1859-1939

<民法・イギリス法学者>

深尾家家臣土方直行の長男として奥の土居に生まれる。 名教館に学び東京大学法学部卒業後、イギリスに留学。 同大教授として教鞭をとり、大正11年には勅撰貴族院議員となる。 英国法、民法の研究の第一人者で、英吉利法律学校(現中央大学)の創立者の一人。
土方 寧
にしたに たいぞう
西谷 退三
1885-1957

<英文学者>

佐川の豪商に生まれる。札幌農学校に進むが、家業より骨董や読書など趣味に生きる。 自然文学に興味を抱き欧米を訪れた際に、特にセルボーンに強い感銘を受け、『セルボーンの博物誌』翻訳をライフワークとした。
西谷 退三
ふるさわ しげる
古沢 滋
1847-1911

<政治家>

上郷に生まれる。名教館で学び、維新後、新政府に出仕し明治3年イギリスへ留学。帰国後、板垣退助らと愛国公党を結成、民撰議院設立建白書を起草するが、後に官界に再び入り、奈良、石川、山口などの知事を歴任、明治38年に貴族院議員となった。
古沢 滋
とやま くにひこ
外山 国彦
1885-1960

<音楽家>

西町に外山頼寛の長男として生まれる。 高知一中から東京音楽校予科に進み声楽を学ぶ。卒業後、広島師範学校の教壇に立ち、その後、山田耕筰、弘田龍太郎などとコンビを組んでステージで活躍、日本で初めて「独唱会(リサイタル)」を行った人物。 門下生として、黒田進(楠木繁夫)、奥田良三、下八川圭祐など多くの人材を育てた。
外山 国彦
しもやかわ けいすけ
下八川 圭祐
1900-1980

<声楽家>

黒岩四ッ白に生まれる。 佐川高等小学校卒業後、上京し、東洋音楽学校(現東京音大)に入学。藤原歌劇団旗揚げ公演に参加。その後数多くのオペラ日本初演作に出演し、常にわが国オペラ界の第一線において活躍。昭和15年東京声専音楽学校創立・校長就任。昭和47年藤原歌劇団総監督就任。
下八川 圭祐
どい やえ
土井 八枝
1879-1948

<随筆家>

西谷の旧家林家の長女として生まれる。 詩人土井晩翠と結婚後、仙台へ。 「仙台方言集」「土佐方言集」などを出版。 随筆集「藪柑子」では、方言収集の苦労や佐川の思い出、風物などが語られている。
土井 八枝
くすのき しげお
楠木 繁夫
1904-1956

<歌手>

西町に生まれる。 東京音楽学校中退後、多くのレコード会社を渡り歩き、昭和10年テイチクレコードでの「緑の地平線」(作曲:古賀政男)がヒットし、一躍流行歌手となった。戦後も「紅燃ゆる地平線」「ハルピン恋し」 などヒットを出し、紅白歌合戦にも出演した。
楠木 繁夫
  • 牧野

    牧野

  • 水野 龍

    水野 龍

  • 広井 勇

    広井 勇

  • 川田 豊太郎

    川田 豊太郎

  • 森下 雨村

    森下 雨村

  • 伊藤 蘭林

    伊藤 蘭林

  • 土方 寧

    土方 寧

  • 西谷 退三

    西谷 退三

  • 古沢 滋

    古沢 滋

  • 外山 国彦

    外山 国彦

  • 下八川 圭祐

    下八川 圭祐

  • 土井 八枝

    土井 八枝

  • 楠木 繁夫

    楠木 繁夫

イラスト:奈路 道程(高知県出身)