▼現在開催中の展示
[冬の企画展]志士たちの遺墨
2020年12月19日(土)〜2021年03月07日(日)
〜展示内容の紹介〜
田中光顕が収集した「志士たちの遺墨コレクション」を中心に、幕末維新期に活躍した人々にまつわる資料を展示しながら彼らの事跡を紹介する展示です。
このコレクションは、志士であった田中が、生き残った者の責務として、彼らが生きた証として収集したもので、仲間である志士たちの遺墨が主ではありますが、それも列強雄藩に限っておらず、敵対した幕府関係者のものや、幕末期に急に政治の舞台に出てくるようになった公家たちの資料も含んでおり、自分たちの功績顕彰にとどまらず、生きた時代そのものを残そうとしたのではないかと想像させる質量兼ね備えたコレクションです。
※春に開催した「志士たちの遺墨」とは、展示内容が異なります。
〜展示資料〜
武市半平太狂歌・狂詩/武市半平太書状/武市半平太獄中自画像(複製)/平井収二郎詩/坂本龍馬書状(複製)/千屋金策・千屋虎之助書状/土方久元詩/吉村虎太郎書状(断簡)/藤田東湖書状/徳川斉昭和歌/吉田松陰書稿/久坂玄瑞書状/島津斉彬和歌/中井弘詩/平野国臣和歌/陸奥宗光詩/宮部鼎蔵書状/有栖川宮熾仁親王書状/姉小路公知和歌/榎本武揚詩/勝海舟和歌/桜田門外斬奸之図(写)など46点
「酒蔵の道」から牧野公園方面へ、南に曲がると、高台に見えてくるのが、「青山文庫(せいざんぶんこ)」です。
「青山文庫」の”青山”は、田中光顕の雅号から付けられた
田中光顕は、土佐勤王党に加盟し、陸援隊で中岡慎太郎を補佐。維新後は宮内大臣を長期間務めるなど要職に就きながらも、幕末維新の生き証人として、志士の顕彰などに務めました。
【特集ページ】田中光顕
夢半ばで倒れた坂本龍馬や中岡慎太郎、武市半平太などの志士たちの書状や画など、同時代の生きた者の手で伝えられた資料群には、歴史の重みが感じられます。
武市半平太書
中岡慎太郎書
坂本龍馬の手紙
坂本龍馬の手紙 拡大写真
田中光顕書